最近は、イタリア料理が食べられるレストランがとても増えてきましたが、

ただ増えているだけではなく、イタリアの地方に特化して、料理を作るレストランが多くなってきました。

イタリア料理といえば、ピザやパスタですが、イタリアにはイタリア料理はありません。

どういうことかと言うと、イタリアは都市国家が集まってできた、まだ150年位しか経っていない、新しい国であり、

地方の集合体です。日本でも郷土料理があるように、各地域によって料理も違ってきます。

パスタと言っても、地方によって食べられるパスタも違いますし、ピッツァも今でこそイタリア全土で食べられますが、

昔はピッツァの発祥の地、ナポリやその付近でしか食べられなかったものなのです。

それが、いまでは日本で食べられて、しかも現地に負けないぐらい美味しいわけですから、驚きます。

まだオープンしたばかりですが、ナポリが州都のカンパーニャ州の料理を得意とするとてもおいしいお店が、神戸元町にあります。

メディアによく採り上げられている、「トラットリア・メータ」さんです。

ナポリと言えば前述の通り、ピッツァで有名ですが、山の幸や海の幸が豊富で、日本では知られていませんが、

おいしい料理がいっぱいあります。メータさんで私たちのエキストラバージン（EXV）オリーブオイルを

扱って頂くことが決まりました。実は、私たちが扱っているEXVオリーブオイルもカンパーニャ州産なので、

同郷の料理に使って頂けるのは、とても嬉しいです。

お店は、神戸高速線の花隈駅と元町の商店街の間の小さな路地にあり、雰囲気がまるで、

ナポリの町の路地にある、小さな食堂と言った感じで、期待大です。

「トラットリア」とは大衆食堂や庶民的な料理が食べられる場所という意味で、

イタリアには、他にも少し高めの食事をする場所、レストランの意味の「リストランテ」、

ワイン等のお酒をのみながらおつまみが食べられる場所「オステリア」「エノテカ」などがあります。

メータさんは、15席ぐらいしかなく、本当に小さな食堂と言った感じです。

お店の中に入ると、イタリアのラジオが流れ、窓の景色を見ないと、ナポリにいる感じになります。

ナポリを始めとカンパーニャ州は産業があまりない土地で、北イタリアに比べると、

経済的にも遅れがあり、格差があります。一方で美味しい魚や野菜、肉などが大地の恵みで沢山とれる為、

素材のうまみを活かしたおいしい料理がいっぱいあります。

まず頼んだのは、イワシのミートボールとウイキョウのスープです。

肉だと贅沢になってしまうので、イワシがたくさんとれるのでだしにしつつ団子にして、

これもよくとれる野菜で、ウィキョウ（フェンネル）も入れてスープにする、

クチーナ・ポーヴェラ（貧しい料理の意味、イタリアの素朴な家庭料理を指します）です。

さっぱりしていて、フェンネルやイワシのうまみがミックスされてとても美味しいです。

本当に現地食べるスープと全く変わりません。冬に食べたらもっとおいしいと思います。

続いて、ナポリ風ラグー（ミートソースの意味）和えショートパスタ。

こちらは、メータさんの看板メニューです。ミートソースと言えば、合い挽き肉がポピュラーですが、

カンパーニャでは、牛のすねと首を3日煮込んで旨味を出す濃厚なパスタです。

とはいっても、胸やけ等は一切せず、さらっと食べられてしまう一品です。

イワシのスープもナポリ風のラグーのパスタも日本で食べられるお店は、本当に限られますが、

オーナシェフは，兵庫県内のカンパーニャ料理のお店で長い間修行され、また現地でも腕を磨いた、

現地の味を熟知した方です。私が伺った日は、調理、サービス、皿洗い、レジを全てお１人でされていましたが、

とても食事もおいしく、また仕事も丁寧で、頭が下がる思いでした。

また、再訪したくなるお店になりました。

神戸にお越しの際は、予約をしてぜひお越し下さい。

「イタリア　デッロルト農園　エキストラバージンオリーブオイル　D.O.P.」は、

軽い苦味と辛味のあるさらっとした後味が特徴で、刈ったばかりの草とアーモンドの香りが爽やかで、

野菜の旨味が倍増する、魔法のようなオイルなのです。

野菜以外にも魚のカルパッチョや豆のスープなどの仕上げにも力を発揮します。

このオイルは、世界でも一目置かれる、優れたEXVオリーブオイルなのです。

それはなぜかというと、ロサンゼルス国際オリーブオイルコンテストで第二位に当たる、

銀賞受賞の経歴があるからです。

このコンテストは、2019年で20回目を数える有数の世界規模の品評会で、

世界約20カ国の500以上のオリーブオイルが世界中から出品し、味や質を競います。

その中でも、銀賞を受賞するぐらいの実力のあるEXVオイルなのです。

また、「D.O.P」と付いていますが、D.O.Pとは何かの説明をしますと、

イタリア語で、Denominazione di Origine Protetta の略で、「原産地名称保護制度」と言われるものです。EU（ヨーロッパ連合）から認可された地域で生産から製造まで行われる、

特別農産物であるということです。このD.O.Pのオイルの名前は、

デッロルト農園のある「コッリーネ・サレルニターネ」（サレルノ丘陵）という名前なので、

他の地域の業者が同種のオリーブを使用して、同じようにオリーブオイルを製造しても、「サレルノ丘陵のオリーブオイル」

と名乗ることはできないということなのです。

ですので、唯一無二のオリーブオイルであり、大変良質な、

本物のEXVオリーブオイルなのです。

ぜひプロも認めるEXVオリーブオイルをご家庭でもお使いください。

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