2020/10/15 12:30
最近注目を集める「バーニャカウダ」。
フランスとの国境に近く、2006年に冬季オリンピックが行われた、
トリノがある、北イタリアのピエモンテ州の名物料理です。
そもそも、「バーニャ」とはイタリア語で、「浸す、つける」という意味で、
「カウダ」はイタリア語で"温かい"という意味の「カルダ」という言葉がなまってカウダになっています。
「バーニャカウダソース」と言いいますが、ソースの名前ではなく、
「温かい野菜などのものを浸すもの」という意味合いだったのですね。
野菜は赤や黄色のパプリカ、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリ、玉ねぎ、ジャガイモ、
かぶ、にんじん、ズッキーニ、キャベツなどを使用し、
スティック状あるいは一口サイズにして、茹でて火を通しておくと良いと思います。
最近は、日本のスーパーで、バーニャカウダソースと言って売られているのを見ますが、
すべて日本風にアレンジされているもので、本当の北イタリアのソースとは、
とてもシンプルな材料でご家庭でも簡単に作れるのです。
そして、生クリームとエキストラバージンオリーブオイルがあれば、もっとおいしくなりますよ。
<ソースの材料>
ニンニク 大2かけ
牛乳 適量
アンチョビ(フィレ)50g
オリーブオイル 150ml
仕上げのエキストラバージノリーブオイル 適量
塩 適量
バター(食塩不使用が望ましい)1かけ
生クリーム 大さじ2
<作り方>
1.にんにくは上下を少し切って皮をむき、縦半分に切って芯を取る。小鍋ににんにくを入れて、
牛乳をにんにくがおおいいかぶさるぐらいまで注いで、弱火にかけて、にんにくが指で簡単に潰れるぐらい、
柔らかくなるまで煮る。
2.すり鉢ににんにくを入れて、ペースト状にすりつぶす。
3.アンチョビは包丁で軽くたたき、フライパンにオリーブオイルと共に入れる。
弱火にかけて、アンチョビが油と馴染んでトロリと溶けて、香ばしい香りが立つまで温めて
ニンニクに加える。
4.バターも加えて溶かし、塩を加えて味を調え、生クリームを混ぜ合わせる。
密閉容器に入れて、冷蔵庫で2日ぐらい、保存が可能。
召し上がるときは、ソースがとろりとするまで温めなおす。
5.召し上がるときは、エキストラバージンオリーブオイルをひとかけすると、さらにおいしくなります。
野菜のビタミンや栄養素も簡単に取れて、
ご家族で楽しめるメニューなので、ぜひ試してくださいね。
野菜の旨味が倍増する、魔法のようなオイルなのです。
野菜以外にも魚のカルパッチョや豆のスープなどの仕上げにも力を発揮します。
このオイルは、世界でも一目置かれる、優れたEXVオリーブオイルなのです。
それはなぜかというと、ロサンゼルス国際オリーブオイルコンテストで第二位に当たる、
銀賞受賞の経歴があるからです。