2020/10/13 18:12
オリーブオイルは、オリーブの実を搾ることで、
作られる製品ではあり、オリーブオイルの中でも一度は聞いたことがある
「エキストラバージンオリーブオイル」が最も高品質ではあります。
イタリアンレストランでは、エキストラバージンオリーブオイルが、
調理の際のマストアイテムであり、料理の質に大きく影響する食材なので、
シェフの方々はオリーブオイル選びには、非常に気を遣われているところです。
レストラン業者の方にエキストラオリーブオイルの味見をお願いすると、
まず絶対と言って聞かれることは、「これはコールドプレス製法ですよね?」と念を押されます。
オリーブを搾って、油を抽出する際に用いられる製法として、機械圧搾法や遠心分離方式などと同じく、
コールドプレスと製法がありますが、コールドプレスと言えるのは、30度以上の温度をかけずに、
油分を抽出している際のみに言える製法です。
一方で、オイルを搾る際に、オリーブを搾る搾油機から機械熱が生じると、
熱や暑さはオリーブオイルにとって、1番の敵で、オイルが劣化してしまいます。
鮮度を保つため、機械の搾る速度を遅くすることで、温度が上がることを抑え、
30度以下に保つことで、オリーブオイルの鮮度を維持するというわけです。
ですので、イタリア料理のシェフの方によって、オイルの鮮度が落ちるということは、
料理の質にも大きく影響してくることなので、味見をすることよりも前に確認をすることの一つになっているというわけです。
また、機械圧搾法や遠心分離方式ですと、1つのオリーブオイルの90%ぐらいは、
オイルに生成できますが、コールドプレス製法の場合は、60%ぐらいしか、油を抽出できません。
6割しかオイルが取れないのであれば、非効率的だと思われるかもしれませんが、オリーブの風味が一番出る部分や、
栄養がある部分を潰さずに、満遍なく栄養素もオイルに抽出でき、
温度が上がることで発生する余計な脂肪酸を防ぐことができます。
コールドプレス製法は、オリーブ本来の味や香り、鮮度や栄養価をそのままオイルに生成できる、
ほぼ石臼を使って手で搾っている近い状態でオイルを作っているとも言えます。
したがって、コールドプレス製法のエキストラバージンオリーブオイルは、高品質で最高級品であることはお分り頂けると思います。
時間や手間をかけたコールドプレスで作られた、
エキストラバージンオリーブオイルで、オイル本来の風味を味わっていただき、
シェフのように料理の仕上げに使って、お食事を楽しんでいただければ嬉しいです。
お求めは、イタリアからの贈り物で