2020/11/27 12:00
オリーブオイルを使って、簡単にできる料理といえば、パスタです。
パスタといえども、イタリアでは地方によって、いれるものやパスタのタイプが膨大にあり、
全く違ってきます。例えば、おなじみのミートソースは、イタリアではボロネーゼと言い、
ボローニャというイタリア中部のパスタ料理です。
日本でも人気のカルボナーラはローマのパスタ、イカスミのパスタはヴェネツィアの名物等、
その土地の名産物を活かして、昔から食べられている伝統的なパスタがいっぱいあります。
せっかくオリーブオイルを使って作るパスタをご紹介するので、南イタリアのパスタをご紹介します。
なぜなら、イタリアのオリーブオイルの年間生産量のうち、85%は南イタリアで作られており、
オリーブオイルは南イタリアの名産物だと言うことができるからです。
今回ご紹介するのは、フレッシュトマトのプッタネスカです。
これは、南イタリア、ナポリ発祥の料理で、プッタネスカとは「娼婦風の」という意味です。
パスタと娼婦がどう関係があるかというと、娼婦はとても忙しく、食事を落ち着いて食べている暇がなかったので、
とにかくあるものを混ぜて、急いで食べたからと言われています。
ですので、材料さえあれば、簡単にできるパスタ料理です。
ポイントは、完熟トマトと赤唐辛子を使う所です。新鮮完熟トマトの方が、旨味が出て、
オリーブオイルとの相性も抜群で、パスタがとてもおいしくなります。
また赤唐辛子も南イタリアの名産品で、スパイスの代わりに簡単になります。
<材料;2人分>
スパゲティ 160g
塩(スパゲティ茹で用)大さじ 1杯半
完熟トマト 約300g
にんにく 1かけ
赤とうがらし 1本
アンチョビ(フィレ) 4枚
ケイパー 20g
黒オリーブ(種付きでもOK) 20g
加熱用のオリーブオイル 大さじ1
仕上げ用のEXVオリーブオイル 適量
<作り方>
1.トマトは皮付きのままざく切りにし、種とともにボウルに入れる。
2.にんにくは縦半分に切ってつぶし、芯を取る。赤唐辛子は種を出す。
3.鍋に加熱用のオリーブオイルとにんにくを入れて、にんにくを香りよく炒める。
赤唐辛子を加えて辛みを出し、共に取り出す。
一度火を消し、アンチョビを入れて木べら等でアンチョビをつぶしながら炒める。
4.再び火をつけて、ケイパー、黒オリーブ、トマトを加えて中火で5-6分、パスタに絡む位の濃度になるまで煮る。
アンチョビによって塩気が違うので、必要であれば、塩少々(分量外)で調味する。
5.スパゲティをゆでて、ソースに入れて十分に全体を絡める。器に盛って、EXVオリーブオイルを回しかけてできあがり。
ぜひ試してみて下さい。
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